全力発信するということ〜デザインフェスタvol.58を終えて

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デザインフェスタvol.58が終わった。私のブースがあった西棟4階Nエリアは、ちょうど隣がライブステージで、大音量のライブ演奏を聴きながら制作していた。アイドルや民族音楽、ロックバンドなど、ジャンルは色々だったが、演奏者はなかなかレベルが高くパッションも伝わってきて、大変筆が乗った。

いつもはキッチリ綺麗に描く私だが、今回は筆跡の粗さを残した。主要箇所に蛍光色を使い、鮮やかな生命力を与えた。
Twitter投稿を頑張ったので、反響はあったと思う。特にミドル層以上、または外国人に評判が良く、写真を撮っていく人、ショップカードを持っていく人も多かった。
2日間、狭い所で立ったり座ったりしていたため、腰痛と腿の筋肉痛が半端でなかったが、今回の作品でも自身の新しい境地を見ることができた。


デザインフェスタは強烈な個性のカオスだ。街ではなかなかお目にかからないような、アーティスティックな柄のランタン、惑星をイメージしたアクセサリー、童話の世界を細かく描き込んだガラス絵など、独創性の高いハンドメイド作品は、「なにこれ」「すごい」と言わせんばかりに見物人を惹きつける。世界観をアピールするため、ブースデザインにも、作家のコスチュームやパフォーマンスにもぬかりがない。値段もそれなりにするが、出展者の全力発信の熱意が伝わってくる。

出展者とお客さんの出会いとは、気の合う友達を見つけるみたいな感覚だ。「こんなのどう?」「それ欲しい」といったシンプルなコミュニケーションで、ものが売れていく。

普段やっているアートのアーティストステイトメントみたいな小難しいことは考えず、「どんな人とお友達になりたいか」という素朴な願望を大切にしていると、良い商品ができるかもしれない。

私も葉書とか雑貨とか売ったほうがウケるんだろうと思ったが、細々としたものは作りたくかったので、定番商品にした。が、こう見ると、熱意負けしている。せっかくデザフェスに来たのだから、目立たないとな、と少し思った。

毎回驚きがあって楽しいデザインフェスタだが、次はギャラリーで新旧作合同の個展を計画中。今度こそ自分の世界観を全力発信したい。

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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