- 2022年8月28日
女は頑張ってはいけない。
あの時私は、とても頑張っていた。自分のためにではなく、人のために。そうすることで、愛されたかったし、認められたかった。愛されない現実に直面すると、遠い昔に傷ついた私が出てきて、いちいち泣いていた。
あの時私は、とても頑張っていた。自分のためにではなく、人のために。そうすることで、愛されたかったし、認められたかった。愛されない現実に直面すると、遠い昔に傷ついた私が出てきて、いちいち泣いていた。
心をフリーにすると、いろんなアーティストにインスパイアされた。普段はあまり他人に興味を持たない私が、これだけインスパイアされるのは珍しいことだ。
心の空虚に何かがスポンとハマって、魂ごと持っていかれてしまうようなことって、よくあるんだよね。人間の意識は恐ろしいもので、空虚や不安を見続けていると、それが前提の人生になってしまうのだ。
私は日本でアートを買いたいと思ったことはほとんどない。芸術性を追求するのは好きなんだけど、いくら芸術性の高い作品を作っても社会に届かなくてはゴミにしかならない。
「飾りたい、所有したい」という気持ちは、「好きな人と一緒にいたい」という気持ちと、変わらないのだ。これだけ美術を続けてきて気付かなかったことを、マイアミで初めて気づいた。
「これからは一日一日を、楽しく生きようと思ったんだよ。好きなことをやって、自分の才能を伸ばして。いつ死んでもいいように」スーパーでお寿司を買い、家路を歩いている時に呟いた夫の言葉には静かな満足感が滲んでいて、私も満ち足りた気持ちになった。