本能の暴力に、恐れ立ちすくんでも。

男と女は対等であるべきだと思っていた。それは、ちゃんと頭で考えられるようになること。そういう努力をいつもしていた。

2 years ago

私が「自由」にこだわる理由。

私はあまり人間が好きではないのかもしれない。情熱は人を傷つけ、翼を奪うと思っている。相手の魅力を感じるほど距離を置こうするのは、私なりの誠実さなのだ。

2 years ago

自然の一部である「人間」。

人物を描いていても、一貫して自然を描きたかった。自然の一部である人間。その象徴として「愛」を描きたいと思っていたけれど、決してきれいな絵にはならなかった。

3 years ago

クリムトの女性像

クリムト を知ることになったのは17〜18歳の頃だ。一つの塊になった男女のフォルムと、女の恍惚とした白い顔、肉体の塊から地へ流れていく宝石の様な装飾が印象的だった。

3 years ago

2hearts

大人はたくさんの傷を持っています。傷つかなければ大人になれないから。傷の痛みをたくさん知っているから、人を深く愛し、思いやれるのです。

3 years ago

The mother ground

私たちの祖先は、凄まじい生命力を駆使して危機を乗り越え、愛と叡智を育んできました。大地に埋まった屍たちの生への思いが、地層のように積み重なり、その大地に私たちは立っています。

3 years ago

「思春期」をテーマにした連作。「妬」が傷を象徴するのに対し、「愛」は祈りの象徴だ。希望の見えない日々の中で、彼女は「妬み」によって傷つけられたものが、回復することを願っている。

3 years ago

寡婦

屍は美しい。とても愛おしく思う。それは命の全てを燃焼し、役目を全て終えて、土へ還っていった姿だからだ。

3 years ago

希望

どんなことがあろうと帰る場所があるのは幸せなことです。困難に耐えゆくうちにゆっくりと熟成していくものが私たちの内にあるように思います。

3 years ago