自然

労働する人々

次作の資料を探してネットを漁っていた時に見つけた逸品。農夫たちが溶け込む赤い葡萄畑。燦々と輝く太陽の黄色は水面に反射し、世界を輝かせている。

3 years ago

夜の海

高校三年生は、私のアイデンティティが大きく変わった時代だった。当時、美術大学の受験生で、倍率は約10倍、しかも現役合格をコミットしていたから、プレッシャーは相当のものだった。

3 years ago

「愉しみ」と「癒し」。

自然はどんな傷も癒せる偉大なヒーラーだ。田中一村が、決して人物を描かなかった理由も、東山魁夷が自然に惚れ込んで生涯描き続けた意味もわかる気がする。

3 years ago

やさしい雨と森

東山魁夷の風景画を見ると、日本人は繊細だと思う。自然の微妙な呼吸を感じ取る感性のゆたかさは、穏やかな気候の中で四季を見てきた日本人ならではのものだろう。

3 years ago

才能が開花する時。

大胆な構図、豊かな色彩。「日本のゴーギャン」と言われるくらい、当時の画家にはない艶やかさがあった。でも一村がこのような画風になったのは、奄美大島へ移住してからだ。

3 years ago

女が歳を重ねるとは

私は桜が好きだ。毎年春になると、家族と共に桜の木下で弁当を広げるのを楽しみにしている。

3 years ago

夕刻

子育てと家事、仕事に追われた1日が終わりかけると、翳りゆく埃っぽい街には、薄い黄金のヴェールがかけられます。

3 years ago

小学校4年の頃、名古屋に住んでいた私は、夏休みに横浜の従姉弟の家へ遊びに行きました。 まだ少女の私にとって新幹線の旅は、めまぐるしく変わる車窓の風景がとても楽しみでした。

3 years ago

楽園

独特の色や形を持った海の生物たちは皆、好き勝手に生きているようでも、うまく調和しているのです。

3 years ago

樹海

2002年秋、屋久島へ一人旅をしました。 豪雨と晴天がひっきりなしに訪れる白谷雲水峡では、樹齢何千年にも及ぶ巨木たちが、ほかの木々に執拗に絡まれながら、覆い茂る暗い樹海の隙間を必死で目指しているようでした。

3 years ago