金魚みたいに街を歩く私。

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アトリエにこもって美術やっていると、どうしても視野が狭くなりがちで、あちこちと同業者のアカウントを見て回っている。
いろいろな経歴の方がいて、こういう視点もあったのか〜と勉強になるのだけど、唯一無二の存在になろうと単純なことを難しく考えたり、何が正しいかを追っている人は多いかなあ。

今、アートの概念もいろいろ出てきて、自分のポジショニングを明確にしないと生き残れない。良い絵を描けばいいってもんじゃない。芸術家=フリーランサーで、スタイルはそれぞれ、発表場所、発信の仕方、顧客層も違ってくる。一つ言えることは、自分の軸から外れたことをやったら長続きしないということだ。

余談だけど、最近私は街を歩く時、母でも女でもアーティストでもなく、「ただの人」として金魚みたいに歩いている。感性は解き放たれていて、物づくりには悪い状態ではないと思うけど、気をつけていないと思わぬところへ飛んで行きそうな不安感もあるかな。

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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