いつも違和感を持つことは、作者が明かされるまでは、多くの人が、その美術品を「ただの落描き」としか思わないことだ。作者の人となりを知って初めて興味が湧く。結局人は、人を知りたいんだなあと思う。
心の声は、言葉では届かない。自分を防衛している人は、本当の心には触れたがらない。そもそも「わかって」と言うこと自体を、幼稚な行為だと言う人は、自分にも他人にも深く触れようとしていないのだ。
売る、ということを意識すると、SNSの反応とかフォロワーの数などを気にせずにはいられない。前は好きなように書いたり作ったりして、世の中からズレていても気にしなかった。
皆と同じことをしなければならない、ということが、これほどまでにストレスを感じることはなかった。しかし無理に合わせるのは自他共に良くないので、うだうだ考えてエネルギーを消費する前に次へ向かう。
セクシーでパワフルな歌声は、90年代、私がロック好き全盛期の頃によく聴いた。激しいエモーションを歌うことにあこがれていた時、ハードロックの女王と言われていた寺田恵子ようになりたかった。
どう売りたいか、と言われた時に、少し怯んだ。ひとつひとつの作品に強い想いを込めて作るが、どう売りたいかまでは考えていなかった。次々出てくる店次長さんのアイデアを聞きながら、不慣れな頭でシュミレーションする。