小学校時代は、母に連れられていろんな美術展を見に行った。画集もよく買ってもらっていて、いろんな作家の画集がアトリエ にあった。ロートレックは母が好きで、私が絵を描くのに行き詰まった時に、画集を開いて私に見せてくれた。でも当時私はロートレックの良さがあまりよくわからなかった。
母はロートレックの何が好きだったのだろうか。
ロートレックの絵を一言で言うなら「お洒落」だ。コクのある黒と黄色、貴婦人の曲線美は、賑やかさと渋さが同居していて、当時のパリ市民の活気のある生活を思わせる。19世紀後半に描かれたポスターだが、古さを感じない。母はこんな、洗練された生活に憧れていたのかもしれない。
子供の頃はあまり意識できなかったが、私もロートレックの色使いの影響を受けているようだ。幼少期に見た展覧会のほとんどは印象がないが、潜在意識には刷り込まれているらしい。
ロートレックは、よくポスターを手掛けており、居酒屋の風景や踊り子の肖像などが多く残っている。たまに行くフランス料理店にも飾られているが、ワインと料理の美味しさを際立たせる絵だと思う。
トゥールーズ・ロートレック Divan japonais 1892
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