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共感体質の作家の生き方。

SNSで現代美術のコンペに熱心に取り組んでいる方がいたので、現代美術について質問してみた。
その方がいうには、現代美術のコンペにおいては美術的な斬新さが必要らしい。アナログ絵画がデジタル表現になったというだけではなく、それが美術史上で新しいのかどうか、というコンセプトが大切だという。

なるほどな。それは主催者側からも聞いたことがある。
私は美術史に載せるというより自分を高めるために描いていた。コンペで求められる「新しさ」を追ってしまうと、私の本来の軸からずれていく気がしてきて、ここのところ、モチベーションが落ちていた。

基本的に、私は自分目線だ。少なくとも現時点で、社会目線になるほど多くの人と係っていない。多くの人と係わったとしても変わらないかもしれないけど。嫌な人とは付き合わないしね。
それはさておき、賞に入った作品が時代の新しさのポジションを得たとしても、次の受賞者、そのまた次、と出てくるうちに、古くなっていくな、とは思う。正直言って、2〜3代前の受賞作を覚えていない。これは一時期に話題にのぼる作品(商品)にもいえるが、時間が経って古くなった時に、どういう価値を持つのかの方が私には大事だった。

賞を目指す人って、自身の企画商品を社長にプレゼンするビジネスパーソンに似ている。採用されれば商品化され、知名度が上がれば増収につながり、さらなるキャリアを築いてく。社会的に賢く生きているなあと思う。




先日、無所属で全国的に作家活動し生計を立てている方の著書を拝読した。個展活動で知りあったお客様を大切にし、自ら創作活動ができるように人生を作り上げていったのだそうだ。読み終わった後、気迫が違うと思った。私は「作品で食べていく」という決意のもとに描いていただろうか。自立してやっていくためには見えていなかった点が浮き彫になり、目からうろこの内容だった。

ここ数ヶ月は、アーティストとしてどう生きるか試行錯誤していていたけど、やっぱり自分の作品を作って個展をやっていかないとね。コンペで賞を取ったとしても、自分で顧客を作れなければ、長く活動していけない。

私は共感体質なので、自分の思いを込めた作品で多くの「人」と繋がりたい。やるべき仕事は、作品を通じて、今をよりよく生きるためのメッセージを社会に届けること。私自身、そういう発信力を持った人にインスパイアされるし、自分もそういうことをしていかなければ、現代に生きる意味がない。


来年からは、個展活動を頑張ろう。新しい出会いを求めて。


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