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眞子様の「結婚報道」から見えること。

結婚して新しい人生を踏み出そうとする若者に対し、日本のメディアは意地悪だ、とアメリカのメディアは報じている。
確かにここ4年間、小室さんへの報道は、加熱しすぎではないかと思った。小室さんのお母さんの借金とか元婚約者の証言とか、なんでそんなことが持ちあがるのか、と思ったけれど、国民の側からすると「眞子様の結婚相手だから相応しくない」「皇室だからちゃんとしなければならない」のだそうだ。
皆、本当にそう思っているのだろうか。

日本人は、はっきりものを言わないが、結婚となると条件は厳しい。例えば、結婚相談所で、「30代の健康な人」とか「年収○百万円以上」と言っている人を見ると、「あなたは条件で人を愛せますか?」と聞きたくなる。
ドイツでは、結婚相手に年齢や年収などの条件をはっきり告げると「計算高い女」と批判されるらしい。日本はその逆で、結婚したら女性は家に入り夫を支えるという考えから、男性に高収入を望む傾向がある。

住む国によって、価値観が違うもんだなあと思う。そして社会によって作られた価値観は、想像以上に個人の人生に影響を及ぼしている。
先日SNSで自身のセフレの多さを自慢する男性がいて、「君も僕のようになりたいか」と聞かれた。彼の国では、日常的によくあることらしい。私は日本の文化の中でそれを「自分を大切にしていない行為」と教えられてきたので、正直、面食らってしまった。でも同時に、古来の社会的価値観が人間理解の妨げなっているような気もして、なんだかすっきりしない気持ちだった。

恋愛、結婚、出産….本来女性にとって喜ぶべきライフイベントなのに、周囲が寄ってたかって二人を審査し、圧力をかけて幸福の邪魔をする。社会が社会として丸く収めるために行われることは、実はとても個人の尊厳を傷つける行為なのだ。
眞子様と小室さんも、生まれたのが日本ではなくて、欧米だったら、どうだったのだろう。好きな人と結婚するというだけで、誹謗中傷を受け体調を崩すということはなかったのではないだろうか。

結局小室さんは海外のメディアを味方につけて結婚を進めることができた。ニューヨークでの新生活は、多少の困難を伴うかもしれないが、再出発には良い場所だという。
新しい道を選んだがために母国にはじき出されるようなことがあっても、他の国が助けてくれるということは、これからもあるんだろうなあと思う。

佐藤智美「希望」2008年




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言葉とアートで人生をブレイクスルーする フリーランス画家 佐藤智美

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